こんにちは。草太です。
今回は、火災保険に付帯可能な、「個人賠償責任特約」について記事を書かせて頂きます。
注文住宅・賃貸に関わらず、住宅ローンを組むときには、家に火災保険をかけないといけません。
この火災保険に入る際に、「個人賠償責任保険特約」というものをつけることができます。
個人賠償責任特約は、自動車保険や医療保険につけることができるので、すでに他の保険でこれに入っていれば問題ありません。
もし、いま「個人賠償責任特約」に入っていなければ、ぜひ加入を検討しましょう!
個人賠償責任保険ってどんなもの?
個人賠償責任保険とは、日常生活を送っていて、不本意に他人に怪我をさせてしまったり、物を壊してしまった時の損害を保証する保険です。
例えば、以下のようなケースです。
・自転車に乗っていて、人にぶつかって怪我をさせた
・電車に乗っていて、戸棚に置いたカバンが落ちて人に怪我をさせた
・子供が誤って、停車している車を傷つけた
・散歩中の飼い犬が、他人を噛んで怪我をさせた
どれも、いつ起きてもおかしくないトラブルですよね。
他人に怪我をさせれば、治療に数十万円かかることもあります。
傷ついた車が高級車だったら、、考えると怖いですよね。
私のケース
実は、私も数年前に、電車に乗っていて、戸棚からノートPCが落ちて他人に怪我をさせたことがあります。
出血もしてしまい、大変申し訳ない事故でした。
もちろん誠心誠意謝罪し、治療が発生した場合の連絡先を伝えました。
当時も私は個人賠償責任保険に入っていたため、その時は本当に保険があってよかったと思いました。
翌日に保険会社に電話し、必要な段取りをアドバイスをもらいました。
普段めったに経験しないことですから、プロのアドバイスで非常に安心したことを覚えています。
結局、その方から連絡は来なかったですが。。
自転車の保険が義務化されつつあります。
個人賠償責任特約をオススメする理由は、もう一つあります。
最近、多くの市区町村で「自転車保険の義務化」が検討されているのをご存知でしょうか?
私の住む市でも、今年の4月から、自転車保険の加入が義務付けられました。
現在のところ、罰則はないため、入っていなくてもよいのですが、今後、保険に入らずに事故を起こした方への風当たりは厳しくなってくるでしょう。
ちなみに、過去実際にあった自転車事故では、9,500万円の賠償命令が出されたケースもあるようです。
自転車保険についても、個人賠償責任特約で補うことができます。
火災保険の特約をつけておくことで、手間なく、安く、この自転車保険義務化に対応できるのです。
特約のタイプと費用
特約を検討するポイントは、以下の2点です。
補償額
損害をいくらまで保証してくれるかどうか、重要なポイントです。
最近の商品では「1億円まで」など、高額賠償に対応しているものが多いですね。
会社によっては1,000万円!などもあります。上記の自転車事故のような事例は極端にしても、5,000万円以上は保証されている方が安心ですね。
示談交渉サービスの有無
保険会社によって差が出るのが、この「示談交渉サービス」の有無です。
示談交渉とは、実際に損害を与えてしまった相手に、いくらお金を支払うかを交渉することです。
怪我をさせたのであれば、治療費はもちろん、病院への交通費や収入保証もあるかもしれません。
怪我をさせてしまった相手と、そのような交渉をするのはつらいですよね。。
示談交渉サービスがあれば、そのような交渉を保険会社が行ってくれます。
できれば、示談交渉サービス付きの特約を選びたいものですね。
費用は
肝心の特約にかかる費用ですが、火災保険の特約とする場合は、年間500円から1,000円程度の上乗せで済みます。
上記は、私が見積もったある火災保険会社さんの見積もり項目です。
特約にかかる費用は、5,740円。10年分でこの価格です。
保険の対象は「同居している家族」となっており、家族のリスクをカバーすることができます。
年間千円程度で、家族のリスクを幅広くカバーできるので、ぜひ加入されることをオススメします!