こんにちは。草太です。
今日は、駅近平屋にぴったり(?)な超省スペースパソコンについてご紹介したいと思います。
私は普段、PCを使った仕事をすることが多く、度々PCの調達もしています。
また、昔から自作PCが好きで、余裕がある時はパーツで購入して組み立ててます。
そんな私が今もっともオススメしたいのは、DeskMini110という「ベアボーンPC」を使った組み立てPCです。
ベアボーンPCというのは、「1から組み立てるのではなく、あらかじめケース、マザーボード、電源がついてるPC」のことです。
お好みのCPU、メモリ、ディスクをつけるだけなので、初心者の方でも簡単にPCを作ることができます。
こんな感じに、机の上においても場所を取らない超省スペースのPCなんですが、選ぶパーツ次第でハイスペックにすることもできます。
今回組み立てるのは、Intel core i7、メモリ16GB、SSD240GBと、開発の仕事でも全く問題なく利用できる性能です。
購入パーツリスト
種類 | 品名 | 価格(概算) | 備考 |
CPU |
Intel Core i7-7700 3.6GHz BOX |
35,000 | リテールクーラーが必要 BOX版にしましょう。 |
メモリ |
シリコンパワー ノートPC用 DDR4-2133 16GB |
22,000 | 最大32GB |
ハードディスク1 |
Seagate 内蔵HDD 2.5インチ 1TB |
6,000 | 厚さ7mmの2.5インチHDD (9mmは入らないので注意!) |
ハードディスク2 |
Transcend SSD 240GB 2.5インチ |
8,000 | |
電源、ケース、マザーボード |
ASRock Intel H110搭載 ベアボーンPC |
14,000 | |
合計 | 85,000 |
8万5千円でこのスペックのPCが手に入るとは、いい時代ですね。価格は、2018年4月のものです。
メモリについては、同じものをもう1つ買うと、32GBメモリ搭載のマシンにすることもできます。
普通の仕事ではそんな大容量のメモリは必要ないですけどね。
上記はかなり高スペックのものですので、普通の性能でよければ、3万5千円で揃えることができます。
参考に、記事の最後にその構成も乗せておきますね。
ちなみに、上記には、OSソフト、ディスプレイ、マウス、キーボード、HDMIケーブルを含まないため、手元に無い場合は購入が必要です。
組み立て方
組み立てPCと言っても、ベアボーンといってベースはすでにあるため、CPUなど必要な部品を付けていくだけです。
省スペースな分、少しコツが必要なので、手順を書いておきます。
まず、ドライバーを使ってケースを開けます。
ネジを4箇所外すと、下記のように中身を引き出すことができます。
ケースとマザーボードを繋ぐコードがあるのですが、作業の邪魔なので、一旦引き抜いて外しましょう。
次に、マザーボードについてる4箇所のネジを外します。回路に触れないように注意してください。
ちなみに、このマザーボードを外す手順は、ハードディスクを2つ付けたい場合のみ必要な手順です。
ハードディスクが1つでいい場合は、マザーボードを外す必要はありません。
外したマザーボードは、裏返しておいておきましょう。
マザーボードが乗っていたケースの中身をひっくり返して、ハードディスクを乗せます。
まずはHDDから、このように乗せて、
裏側をネジで固定します。
ネジは、ベアボーンのケースに付属しています。
結構固めですが、浮かないように力を入れて止めましょう。
次にSSDを乗せます。
こちら側(左側)は、裏からネジで止める必要はありません。
片側のツメに引っ掛けて、横からネジで止めるだけなので、簡単です。
こちら側は、マザーボードを外さなくても取り付けることができます。
HDDが1つだけの場合は、マザーボードを外さずに付けましょう。
次に、外していたマザーボードを付け直します。
マザーボードを付けたら、再度裏返して、HDD、SSDとマザーボードを接続します。
結構細かい作業なので、慎重にやりましょう。
黒いツマミを持ちながら作業すると、やりやすいです。
マザーボードに接続できると、「カチッ」という感触があります。半端につけてしまわない様に気をつけてください。
ケーブルは、ベアボーンに付属しています。
次にCPUをセットして、
CPUクーラーを設置します。
忘れずに、CPUクーラーの電源コードをマザーボードに接続しましょう。
この時注意してほしいのが、CPUクーラーのファンが、ケーブルに当たらないようにしてください。
詰め詰めなので、コードがファンに接触しやすいです。
コードがファンに接触していると、最悪の場合ファンが止まってしまい、CPUが熱で破損します。
CPUが付け終わったら、メモリを刺します。
あとは、ケースから出ているコードをマザーボードに接続し直して、再度ケースを閉じれば完成です。
DVDドライブはついていないため、外付けのドライブで繋いで、OSのインストールから始めましょう。
ちなみに、このPC、すでに仕事で5台くらい作っているのですが、Windows7をインストールする場合、トラブりやすいので注意です。
よく、インストール時にマウスやキーボードを認識しないことがあります。
Windows10であればそのような問題にならないので、選べるようでしたら10でインストールしてください。
新しく買う場合、ダウンロード版であれば7千円弱で入手可能です。事前に別のPCでOSをダウンロードし、DVDに焼いて置く必要があります。
どうしても7でインストールされたい方、ハマったら以下をご覧ください。
新しいskylakePCにWindows7がインストールできない話
参考に 通常スペック構成
ちなみに、WordやExcelが使えればOKくらいの性能でしたら、以下の構成でOKです。
種類 | 品名 | 価格(概算) | 備考 |
CPU |
Intel CPU Pentium G4560 3.5GHz BOX |
7,500 | リテールクーラーが必要 BOX版にしましょう。 |
メモリ |
シリコンパワー ノートPC用メモリ DDR4-2133 4GB |
6,000 | |
ハードディスク1 |
Seagate 内蔵HDD 2.5インチ 1TB |
6,000 | |
ハードディスク2 |
なし |
- | |
電源、ケース、マザーボード |
ASRock Intel H110搭載 ベアボーンPC |
14,000 | |
合計 | 33,500 |
3万5千円以下でそこそこのスペックのPCを作ることができます。
自宅で使う分にはこれで十分な性能でしょう。
記事を読んで興味がわいた方、ぜひ自作PCに挑戦してみてください!