こんにちは。草太です。
そろそろ梅雨明けで、エアコンのフル稼働する季節になってきました。
今回は、エアコン室外機に日よけカバーを設置したいと思います。
日よけカバーは必要??
「エアコンの日よけカバーってそもそも必要なの??」
と思う方も多いと思います。
私もその一人で、本当に経済的な効果があるのか、かなり調べました。
結論としては、以下の条件に一致するような場合、効果はあるようです。
- 室外機が建物の南側にあり、日中は常時日に当たっている。
- 冷房運転をする(夏の時期)
- 室外機の上に屋根などがなく、日中室外機が日陰にならない
逆に、室外機の置き場所が建物の北側だったり、夏以外はほとんど効果がないでしょう。
調査した元ネタとしては、日よけカバーメーカーのものは避けて、公平な検証をしているもの探してみました。
探した所、「B-1 空調室外機への省エネ対策効果検証結果について」で、関西電力の方がありがたい実験をしてくれていました。
(1)室外機の遮光
気象データ (表1)より、対策未実施日 (図 6)の1 2時台 (測定期間中の昼休みは節電対策で13時~14時の間)と、対策実施目 (図7)の14 時台の消費電力を比較(図 11 )した結果、対策未実施の場合4 .83kWで 、遮光をした場 合 4 ,20kW であり、室外機を遮 光することで10 %程 度の省エネ効果が確認できた。
論文によると、日よけの有り無しで、約10%の省エネ効果が検証できたそうです。
気になる方はこちらの論文をご覧ください。
節約効果としては、以下のようになります。
ちなみに設定温度は29度だそうです。
日よけなし | 日よけカバーあり | |
消費電力 | 4.83kW/h | 4.20kW/h |
電気代 | 約130.41円 | 約113.4円 |
1時間で、17円の節電効果があります。
仮に毎日4時間使用した場合、1ヶ月で2,040円の節電効果があります!
ちなみに、エアコンメーカーも、公式サイトで室外機を日陰におくことを推奨しています。
これだけ違うと、やってみようかという気になりますよね。
冷房を使う時期を、仮に6月〜9月の4ヶ月とした場合、年間8,160円の節約効果があります。
日よけカバーをDIYで自作
とはいえ、市販の日よけカバーは1,500円〜3,000円くらいするので、今回は家の余っているものと、100円ショップので材料を揃え、日よけカバーを自作してみました。
使った材料は、昔使っていた車の日よけシートと、
倉庫に眠ってたミニすのこ×2と、100円ショップで買ったすのこ、マグネットです。
出費は上記の200円でした。全部100円ショップで買っても500円です。
つくりかた
まず、車の日よけカバーの裏面に、すのこをセットします。
一般的な室外機の寸法が、横幅80cm×奥行き30cmなので、すのこの端をこれに合わせます。
左右のすのこと、真ん中のすのこの間に5cmくらいの隙間があるのですが、この隙間があとで活躍します。
次に、すのこのサイズに合わせて日よけカバーを折り込みます。
このままですと、真ん中のすのこがむき出しになってしまい腐りそうですので、
断熱効果も期待して、ぷちぷちシートで保護します。
最後に、室外機に簡単に設置できるよう、100円ショップで買ったマグネットを、接着剤などで固定します。
これで完成!
作業時間は約1時間でした。
裏返してみるとこんな感じ
ちなみに、さきほど説明したすのことすのこの間に空けた5cmの隙間ですが、この隙間がよい折り目になり、
使わない時はこのようにコンパクトにすることができます。
先述した調査結果のように、日よけカバーの効果があるのは夏場だけですので、それ以外のシーズンは外して倉庫にしまってしまいます。
マグネットで簡単に着脱できる点と、折りたためる点は我ながらよくできたと思います。
設置した様子
設置した様子はこんな感じです。
撮影したのが早朝のため、日が当たっていますが、暑くなる9時〜16時の間はバッチリ日陰を作ってくれます。
磁石でつけていますが、突風が吹いても動くことはありません。
これで今年の夏は、エアコンを使う不安が減りました。
もちろん、買ってしまってもよい
今回は1時間ほどDIYをしましたが、「時間を買う」という考えで、ポチッと買ってしまうのもよいでしょう。
約2,000円で、同じ機能のものを買うことが可能です。(もちろんマグネット付き)
2,000円なら、一夏で余裕で取り戻せる金額ですので、買ってしまう選択もおすすめですね。