こんにちは。草太です。
住宅購入関連の書類をまとめていたら、住宅ローンを検討していた時に調べた書類がたくさん出てきました。
久しぶりに、住宅関連の記事を、何回かに分けて書いてみたいと思います。
今回は、住宅を購入するなら今!という話を書いてみたいと思います。
たまにはクイズ形式で、、インフレに最も強い資産とはなんでしょうか?
答えは、「不動産」です!または、「借金」も正解かと思います。
金や外貨もよいのですが、「不動産」はインフレにいち早く反応する代表資産です。
また、インフレによる資産の目減りをヘッジできるのが、「借金」となります。
インフレの時は「現金」が一番リスク
逆に、一番の不正解は「日本円で預金・現金を持つ」こと。です。
過去に日本でもあった、猛烈なインフレの例ですと、1945年の終戦から1949年末にかけてのハイパーインフレが有名ですが、この時には物価の価値が70倍にもなった言われています。
これは裏を返すと、お金の価値が1/70に下がったということになります。
仮に、700万円の貯金を持っていたAさんは、実質貯金が10万円になるということです。
ハイパーインフレが起きる前なら、高級車を買えたかもしれませんが、ハイパーインフレ後は物の価値が70倍になってしまい、スクーターも買えない状態になるわけです。
逆に、700万円の借金をしていたBさんは、ラッキーです。Aさんの逆で、実質の借金が10万円になるからです。
「借金」も正解!といったのは、これが理由です。
価値が変わりにくいものの代表が「不動産」
一方で価値が変わりにくいものが、「不動産」です。土地やマンション、住宅ですね。
これらは、インフレにいち早く反応します。先ほどのハイパーインフレでは、1000万円だったマンションが、7億円になります。
バブルの時に土地の値段がウナギの上りに上がったのも、不動産がいち早くインフレに追従したためです。
つまり、住宅購入は最高のインフレ対策!
前置きが長くなりましたが、つまり、「借金」をして「住宅を購入する」というのは、一石二鳥のインフレ対策になるのです。
例えば、Cさんは700万円の預金をしたまま賃貸生活を続けたとします。ハイパーインフレ後は、Aさんと同じ末路を迎え、預金は実質10万円となります。
一方、同じ700万円の預金を頭金にして、2800万円の戸建てを購入していたDさんの場合を見てみます。
Dさんの住宅ローンは、頭金の700万円を引いて、2100万円だったとします。
ハイパーインフレ後は、住宅の価値は1億9600万円となり、借金は実質30万円となります。
CさんとDさんの経済状況を見ると、明暗がくっきり分かれているのがわかります。
ハイパーインフレなんて起きない?
「そんなハイパーインフレ、もう起きないでしょ」と思っている方、私は違うと思います。
現在の日本の財政は、1200兆円の借金を抱えている状態です。
ほんの5年ほど前まで800兆円と言っていたものが400兆円も増えました。
ただでさえ高齢者社会に踏み込んで財政難のところに、コロナショックが追い打ちをかけている状況です。
画像は財務省のグラフを拝借しております。
この状況は当面よくはならず、いわゆる2025年問題(2025年には後期高齢者人口が約2,200万人に膨れ上がり、国民の4人に1人が75歳以上になる)までは借金は拍車をかけて膨らむ一方です。
もちろん、2025年後も、収支がプラスになることはいつまで経ってもないでしょう。
そうなると、政府としてもまともに収支を改善するアプローチは取れません。
取りうる最善策は、「毎年数パーセントずつインフレしていって、少しずつ国の実質の借金を減らす」のみです。が、
2013年に黒田さんが日銀総裁になってずっと言ってきたことですが、まったく実現できていません。
その末路にあるのは、デフォルトによる極端なインフレです。
デフォルトは極論にしても、もはや日本には、緩やかなインフレか、極端なインフレ(ハイパーインフレ)しか道がないでしょう。
なんだか悲観的な話になってしまい、すみません。。
でも、インフレがいつ始まるかわかりませんが、「金利も激安の今のうちに、借金して住宅購入を検討した方がいいですよ!」というのが、今回私が言いたかったことです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。