こんにちは。草太です。
当然ですが、注文住宅は、何度も打ち合わせをして設計し、家を建てます。
家が完成してから「言ってたのと違う!」というトラブルが、大なり小なり出てきてしまいます。
今回はそのようなトラブルを防止するための方法をご案内します。
設計ミスや勘違いは「議事録」で防止
多少の手直しなら、ハウスメーカーも応じてくれますが、材料の再発注や工事が必要になる場合、ハウスメーカーも「それは追加費用で・・・」と言ってくるケースが多いです。
こちらとしては、「打ち合わせでお願いしたことなんだから費用内で直して!」と思うところでしょう。
そういう場合に有効なのが「議事録」(もしくは議事メモ)です。
こちらは我が家の打ち合わせで作った議事録の一部です。
形式はハウスメーカーによって様々です。
きちんと議事録を残しておくことで、いわゆる「言った、言わない問題」を防ぐことができます。
実はこの議事録、我が家のケースでも有効活用しています。
我が家のケースを2つ紹介します。
テレビ線がない!設計書にもない!
内覧の時に気づいたのですが、小上がりにテレビ線を配置したつもりが、実際に仕上がったコンセントにはテレビ線がありませんでした。
「またまた〜」と最終図面を見ても、確かに小上がりにテレビ線の記載がありません。
正直、最終図面の見逃しをしたこちらの非が大きいため、半ば諦めていました。
ところが、
ダメ元で過去の議事録を見ているたら、設計士さんとの議事メモに、手書きで「テレビ線」と印されていました。
どうやら、手書きの修正を設計士さんが設計書に反映していなかったのが原因のようです。
議事メモを見せながらハウスメーカーに相談したところ、無償でテレビ線の追加工事をしてくれました。
化粧柱の巾木
我が家には玄関に3本の化粧柱があります。
この化粧柱、内覧会の時、根元に「巾木」がついていないことに気づきました。
これはこれでキレイでよいのですが、我が家はルンバが部屋中を掃除するため、巾木がないと化粧柱に傷がついてしまいます。
内覧会で指摘した時は、「うちの標準はこれなんで、巾木を付けるのは追加費用ですよ」と現場監督。
これも議事録で確認したところ、「ルンバで掃除するので巾木をつける」というメモが残っており、無償で巾木の追加工事をしてくれました。
議事録はできるだけ細かくとる
このように、後々のトラブル解決に役立つのが議事録です。
次のような内容は必ず議事録に書いてもらうようにしましょう。
- 決まったこと
- 変更したこと
- 伝えた要望
- 後で決めると決まったこと
- 心配なこと
- 迷っていること
また全て文言にしなくても、打ち合わせで使った図面や見積もりへの書き込みはすべて議事録と一緒に保管しておきましょう。
議事録を作ってくれない
中には、議事録をほとんど作成しないハウスメーカーや営業もいるようです。
そのようなハウスメーカーは要注意です。
後々自分たちが泣き寝入りすることが無いよう、「きちんと議事録を残して打ち合わせしたい」旨を最初に伝えましょう。
それでも応じてくれないようであれば、自分たちで議事メモを取ってもよいです。
その際は、打ち合わせ後、ハウスメーカー側の営業や設計者にメモを見せ、確認したサインかハンコをもらうようにしましょう。
議事録録りは、お互い面倒な作業ですが、トラブル解決の重要な手がかりや証拠になります。
後々後悔しないために、ぜひやってみてください。